【トーラス・ライフの経営哲学】7/9更新 BLOG 2025年7月9日 / 【トーラス・ライフの経営哲学】7/9更新 はコメントを受け付けていません 観光立国の影に潜む”氣のゆらぎ” 🌍 観光立国の影に潜む“氣のゆらぎ”──7月5日予言騒動が映し出したもの 2025年7月5日。日本は「大災害が起きる」という終末予言に揺れた。SNSを通じて急速に拡散したこの噂は、もとはといえば、漫画家・竜樹諒氏の作品『私が見た未来 完全版』の中に描かれた**「2025年7月の大災難予知夢」**に端を発する。あとがきには、 「夢を見た日が現実化する日ならば、次にくる大災難の日は『2025年7月5日』」と明記されており、これがネット民の“集合的無意識”に火をつけた。 🌐 「デマ」ではなく、「現象」であった 単なる都市伝説の一種として片付けることもできる。けれど今回の騒動は、**多くの人が「無視できなかった」**という事実こそが、本質かもしれない。・トカラ列島の群発地震(有感地震1000回超)・著名な香港の風水師や日本の僧侶の警戒発言・SNSで拡がる不安と、「念のためキャンセル」する観光客たちこれらが引き起こした結果は、観光立国・日本にとっては極めて深刻だった。 📉 最大5600億円の損失──「見えない不安」の経済インパクト 野村総合研究所の試算によると、この“予言騒動”によって最大5600億円規模の経済損失が出た可能性があるという。特に香港・台湾・中国からの訪日旅行が大きく減便・キャンセルされ、地方の観光業は冷え込んだ。日本の観光政策は、ここ数年「インバウンド」に大きく依存してきた。それは確かに経済成長の起爆剤ではあるが、“外の氣”に大きく左右される構造でもある。 🌀 トーラス的視点で読み解く──「氣の不安定化」と観光立国のリスク トーラスとは、内と外の氣のめぐりが循環する構造。今回のように、「外からの不安」(予言やSNS拡散)が急激に入り込み、それに応じて「内の経済・観光」が動揺し、さらには政府やメディアが過敏になり、氣が濁る。これは、まさにトーラスの中心が“空”でなくなり、外的渦に巻き込まれる典型だ。日本という國の“観光氣”は、本来は静けさ、丁寧さ、四季のうつろいなど、“内なる氣質”の魅力が外に伝播していた。それが今、情報の暴風によって内側がぐらつき、過敏に外へ反応してしまう体質へと変わりつつある。 🧭 「氣の立て直し」が観光の本質を取り戻す鍵 観光とは、単なる消費ではない。“光を観る”と書くように、その土地の精神・文化・氣質を感じ取る体験であるはず。だからこそ、「もっと人を呼ばなければ」「インバウンド需要を回復させねば」という外向きの焦りではなく、・地域の氣を整える・自然との調和を回復する・誠実で丁寧な文化を育み直すこうした内側の渦を静かに回すことが、真に持続可能な観光につながっていくのではないか。 🪶 結び──“外の不安”に揺れない中庸の國へ 「予言」が的中しなかったことに安堵しつつも、その予言がここまで波紋を広げた事実に目を向けるべきだ。日本は、単なる観光立国ではなく、**精神性と自然性が融合した“氣の立国”**としてのポテンシャルを持っている。それを再び呼び戻すには、外の反応に揺れず、“内なる光”を観る力を取り戻すことが必要だ。そうして初めて、本当に“見たい未来”が、今ここから立ち上がるのだと思う。※こちらでご紹介している内容は、トーラス・ライフとしての経験や見解をもとにまとめたものです。必ずしも一般論や科学的定説と一致するものではありませんので、ご自身での判断とご理解のうえお読みください。 最後までお読みいただきありがとうございます。より詳しい内容や、日々の気づき・考えを「note」にて発信しています。ぜひこちらもご覧ください →トーラス・ライフ 中の人